メールがダメならのろしをあげろ!

デジタルとアナログの間でうごめくガジェット大好き人間

iPhoneへの異常な愛情

または私は如何にして心配するのを止めてiPhoneを愛するようになったか

 前回のブログでお伝えしたように我が妻は「iPhone信者」になってしまったのだが・・・

iPhoneが憎い!憎くてしょうがない!! - メールがダメならのろしをあげろ!

 

もうこうなったら僕もiPhone信者」になるしかない!

 

そう思ってありとあらゆる手を使ってiPhoneを愛すべく努力したのでした。

 

まず我がAndroid機HTC J butterfiy のホーム画面をiPhoneにしてみた。

 

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 AndroidだけどiPhoneです(笑)

 

 

 

そしてiPhone使いなら当然使うAssistiveTouchもインストール(通称クロマルっての?)

 

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 う~ん、どう見てもiPhone(笑)

 

Androidはホーム画面が簡単に変更できるので家に変えるとサッとこのホームに変更してiPhoneへの愛を訴えたのです。(つまり会社ではAndroidのまま)

 

そして事あるごとにiPhoneを褒め称え、iPhoneの素晴らしさを伝え、iPhoneのUIの優秀さを訴え、ジョブズの功績を讃え続けたのでした。

 

ここまでするならいっそiPhoneに買い換えればいいって話しなのですが、butterflyの端末代金が残っているので、おいそれと買い替えられないのです。

そんな事すれば別の意味で妻の怒りをかってしまう・・・

 

さて、そのかいもあってか妻の僕を見る目もいくらか優しくなったような気がしてきた。

 

そんなある日ある出来事が起こる。

そうiOS7へのアップデートだ。

 

すぐにでもアップデートするのかと思いきや「う~ん、また今度・・・」と歯切れの悪い言葉で答える我が妻。

 

そのまま2~3ヶ月たってもいっこうにiOS7へのアップデートをする気配が無い。

妻友もみんなアップデートしてiOS7の新機能を話題にしていると言うのに・・・

 

 

自分のiPhoneを見る妻の目も心なしか以前のキラキラ感が無くなったような気がする。

 

肩を落としながらiOS6のままのiPhoneを眺める妻に思い切って聞いてみた。

 

iOS7にアップデートしないの?」

 

すると妻は言った

 

「アップデートしたらあたしのiPhoneじゃなくなっちゃう!!」

 

ぬおっ?

 

なんと言うことだ!

 

妻はiPhoneiOS7へアップデートする事であのフラットなデザインへと変わってしまうことが許せなかったのだ!!

 

つまり妻は・・・

 

iPhone信者」ではなくて「iOS6信者」だったのだ!!

 

自分が初めて手にしたiPhone。それが形こそ変わらないものの、見た目が変わってしまい今まで愛してやまないiPhoneでは無い別の物に変わってしまうのが許せなかったのだ。

 

しかし、世間ではiOS7へと変わっていっている。

 

自分のiPhoneだけが取り残されている焦燥感にとらわれつつもアップデートしない自分に矛盾を感じて悩んでいたのだ。

 

 

そして妻のiPhoneへの信心は急速に薄れていった・・・

 

もう僕のbutterflyのAndroidのホーム画面を見ても何も感じないようだった。

 

 

 

日常が戻った。

 

 

 

そう思ったのだが、最近妻がまたiPhoneをキラキラした目で見つめて操作している・・・

 

どうやらLINEをやっているらしい。

 

ん?だ、誰と???

 

そっと妻のiPhoneをのぞき込むとそこには・・・

 

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こいつがいた。

 

「イ・ミンホ」韓流スターである。

 

そう言えば最近韓国ドラマのDVD見てるな・・・

 

この「イ・ミンホ」とLINEで会話しているのだ

 

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ちょ、おま・・・それbot・・・自動返信プログラムやないかっ!!

 

 

「それでもいい」と妻は言う

 

「すぐに返信くれるし」←botだから当たり前や!

 

「月イチで写真とか動画を私だけに送ってくれるし」←全員にやっ!!

 

 

そして妻は今日もiPhoneでイ・ミンホと会話する。

 

今まで見たこともないようなキラキラした目をしてニヤニヤ薄笑いを浮かべながら、うっとりした表情で・・・

 

 

 

僕は憎い。イ・ミンホが憎い。

 

僕から妻を奪っていったイ・ミンホが憎くてしょうがないのだっ!

 

イ・ミンホよっ!妻を!僕の妻を返せっ!!

 

もう僕にiPhoneへの憎しみは無い。

 

あるのは愛する人から捨てられた同類への哀れみの心・・・

 

こうして僕はiPhoneを初めて心の底から愛する事ができたのでした。