インターネットの直し方(簡単編その3)
「インターネットが出来なくなった!でも出来るPCもある」
と謎の連絡を受けて現場へ到着。
ざっと見せていただくと、確かにインターネット出来るPCと出来ないPCがある。
その違いは・・・
良くわからない・・・
各PCを調べるとインターネット出来ないPCはIPアドレスが収得できていなくて、インターネットが出来るPCはちゃんとIPアドレスが収得できている。
そこまでは分かった
しかし
隣同士のPCでもIPアドレスが収得できたりできているPCもあれば収得出来ないPCもあるのだ。
その規則性が判断できない・・・
まぁセオリー通りにルータに行って持参したノートPCを差してDHCPを確認するとIPアドレスが収得できた。
ルータは大丈夫なわけだ。
次はハブである。
コアとなるハブを探して良く見ると2つのハブがカスケード接続されていた。
ココに来て初めてネットワークの全体図が判明した。
こんな感じである。
ただ、不可解なのはAハブとBハブはそれぞれ別の部署のPCに繋がっていて隣同士のPCでIPアドレスが収得できたりできなかったりしている状況と矛盾していると言う事だ。
おそらくどちらかのハブが原因なのだろうが、それならどちらかの部署だけインターネットが使えない症状になるはずなのだが・・・
確認のためノートPCをAハブに差すとIPアドレスが収得できた。
ではBハブでは?
IPアドレスが収得できなかった。
つまり
Bハブが故障してその配下のPCがインターネットできなくなっていたのだった。
で、さっきの疑問に戻る。
インターネットできないPCがA部署とB部署にそれぞれ存在しているのだ。
ユーザーにハブの故障を報告したらそこをツッコまれた。
そこでそれぞれのハブからのケーブルを調べると・・・
こうなっていた
なんの事は無い。
ユーザーがレイアウト変更をした時にハブのケーブルを差し替えていたのだった。
それでAハブ配下のPCとBハブ配下のPCがそれぞれの部署に混在していたのだ。
それぞれのハブがそれぞれの部署のPCを制御していると思い込んでいたのが最終的な解決を遅らせたのでした。
実はこのケーブルルートを確認する作業のほうが時間がかかっていたりするのだが・・・
ユーザーも「そう言えばケーブル差し替えたような・・・」とか言ってるし・・・
まぁ何にせよやっぱり最後は人力で解決するしかないのですと言う結論でした。